The Days of Sweets and Roses

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琳派 RIMPA展

040903rimpa.jpg

近代美術館工芸館で『動物のモチーフ』を見た後は、
近代美術館で開催中の『琳派 RIMPA展』を見てきました。


「ムルログ」さんの「琳派」  「子育てもしてますよ〜」さんの「RIMPA展」
「vagabond の 徒然なるままに」さんの「琳派展を見て」
「のあざみの独り言」さんの「琳派展 国立近代美術館」
「ふたり暮らし」さんの「RIMPA展」  「SOMETUKE」さんの「光琳、紅白梅図」
「弐代目・青い日記帳 」さんの 「琳派 RIMPA展」
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正直、少し前までは、日本画に興味がなく、琳派がいかなるものかも
わかっていなかったのですが、会場内外に、老若男女、あふれんばかりの人たちで、
みんなが図録を手にしているのに、この展覧会の人気のほどが伺われました。
図録って、意外とそれほど買わないんですよね。でも、この展覧会に関して言えば
駅から美術館、工芸館へ行く途中ですれ違う人全員が持っていました!
売り場の方によれば
「今回の展覧会は、会期中に入れ替えがありますので、2度見に来られない方は買われるのではないかと」
とのことでしたが。それだけではないような気も?

さて、この展覧会が、どうしてこれほどまでに人気を集めているのか、
この展覧会とはどういったものなのか。
この展覧会は、今までの「琳派展」とは明らかに違います。

まずは琳派、ではなくRIMPAという書き方に注目。
この展覧会は、従来の琳派の固定観念にとらわれず、琳派の絵画と西洋の美術との間に
共通性を見出そうとしているところに、特徴があります。

琳派の絵画の特徴のひとつは金彩の華やかさですが、クリムトの装飾的な絵画の中に
琳派を見ることはできませんか?
ジャポニズムの画家、ボナールの絵画には、もちろん日本画の影響は多く見て取れます。
あるいはマティス、ウォーホールなどと言った、およそ日本画とは対極にいそうな
アーティストの作品の中にも、琳派と同じ精神を見出す事ができる、としています。

それを「なるほど、本当だ」と思うか、「それは無理があるのでは?」と思うかは
人それぞれで、それはどちらでも構わないと思います。
わたしも、全面的に同意はしないのですが、おもしろい試みだと思いました。

また、琳派の歴史は俵屋宗達から始まった事から、これまでの琳派展といえば
当然この宗達の絵から展示されることが普通だったのですが、今回の展覧会は
尾形光琳の絵から始まっています。
なぜなら、琳派の絵の評価は、光琳の絵への評価から始まり、その後宗達、本阿弥光悦の
評価へと広がっていったのです。

この展覧会では、まず光琳、次に宗達、光悦と見ていくことにより、琳派が再発見、
再評価されていった過程を、現代の私たちも追体験できるようになっているわけです。

作品に関しては、とにかくどれも素晴らしいです。
図録のところでも触れましたが、途中、作品保護のためにかなりの数を入れ替え展示します。
そろそろ、会期も終盤戦。前半行った人も、行きそびれた人も、ぜひ一度足を運んでみてくださいませ。

『琳派 RIMPA展』
東京国立近代美術館
2004年8月21日(土)−10月3日(日)
会期中無休

 
Date : 2004.09.16 Thursday
見たり・聴いたり(展覧会・アート)
edit

Comments

TBありがとうございます。
こういう繋がりはなんか不思議な感ですね(笑)

さて、琳派=RIMPAかというコンセプトの部分では、
私には素直に受け入れられない部分がありますが、
展示されていた作品は間違いなく素晴らしかったと思います。
自分としてはあまり触れたことがない分野だったので新鮮でした。
自分の中で正しく消化する為にももう一度行かねば、と思っています。
K :: 2004/09/21 09:30 PM
初めまして。TBさせていただきました。
1つの絵から,色んな見方ができますね。勉強になります。特に,「琳派の絵の評価は、光琳の絵への評価から始まり...」という部分,なぜか高校の日本史の授業を懐かしく思い出してしまいました...
vagabond67 :: 2004/09/22 01:04 AM
Kさま
ようこそ。お越しくださってありがとうございます。
わたしも、そうですね。
無理に西洋美術と結び付けなくてもいいのになぁ、とは
思ったりしますが、
クリムトの豪華な装飾的な絵画とRIMPAのそれとは
確かに共通するものはあるかも、と思いますし
ボナールなどのジャポニズムは、無理なく受け入れられるかな、と感じます。
でも、ウォーホールやマティスまで来ると、ちょっと???かもしれません。
展示作品は本当に素晴らしかったですね。そろそろもう一度、入れ替え後の展示を見に行きたいと思っています。

vagabond67さま
TB&コメントありがとうございます。
琳派といえば、その名の元にもなった光琳がやはり有名ですが
彼はずっと後になって出て来た人なんですよね。
(わたしも今回の展示でそのあたりがよく理解できました)
歴史の評価は、常に順番通りではなく、必ずしも正当とは限らない。
でも時間はかかっても、よいものは認められると信じたいです。
ぴぴ@管理人 :: 2004/09/22 07:48 AM
sometukeです。TB,コメント有難うございます。検索エンジンとの関係で、BLOGタイトルとHNがことなっていますが、また遊びに来てください。”光琳より始まる、、宗達、、”このコメントにはおおいに賛同です。私は焼き物屋ですが、最初の目標は、魯山人であり乾山でした。追い求めていくうちに古染付にたどり着きました。ここ2.3日で埋もれたはずのページに2件もコメントを頂き、不思議な気分です。
ウォルター :: 2004/09/22 08:47 AM
TBありがとうございます♪
光琳→宗達と私たちは「追体験」
できたんですね〜。
なるほど!
私は、ここでやっと
「屏風」の実力に気がつきました・・・。
「日本ってかっこいいよね♪」
と8歳の息子と盛り上がっています。
ryuryu :: 2004/09/22 08:56 AM
トラックバック&コメントありがとうございました。
Kさんもおっしゃっていますが、こういうつながりはうまくリンクしていった時すごく面白いですね。
宗達ではなく、光琳からはじまった琳派の波...ryuryuさんのRIMPAについてのコメントも勉強になりました。ありがとうございます。
メカパンダ :: 2004/09/22 10:36 PM
ウォルターさま
ようこそ。
わたしは愛知県の生まれで、土地柄陶芸は盛んなので
何度か挑戦しましたが、どうにも才能がありません。
今は細々と絵付けに励む日々です。
Blogは検索に引っかかりやすいのか、過去記事にTBやコメントがついたりしますね。
ちょっと驚きますが、うれしいものですよね。

ryuryuさま
日本はすごい!かっこいい♪そう思いつつ大人になられる
息子さんの将来が楽しみです。
この夏に、上野の国立博物館で開催されていた
『万国博覧会の美術』http://barayume.jugem.cc/?eid=91
を見たときにも、日本の手工芸の素晴らしさに感動して
「日本、すごい!かっこいい!」
と思いました。
工業製品だけでなく、日本には誇れるものが、本当にたくさんありますよね(^^)

メカパンダさま
RIMPA展つながり、かなり広がりましたね。
わたしはなかなか自分で検索してTBはできない不精&小心者なのですが
メカパンダさんのTBのおかげで、いろんな記事を見に行く事ができました。
こちらこそ、ありがとうございます。
ぴぴ@管理人 :: 2004/09/23 09:53 AM
ぴぴさま
こんばんは、メカパンダです。私ったら思いっきりハンドル名を間違えていました。大変失礼しました!!ホントにごめんなさいッ!!ひえー。
メカパンダ@慌てモノ :: 2004/09/23 09:55 PM
メカパンダさま
あ、そうだったんですか。全然気づいていませんでした(^^ゞポリポリ
ryuryuさまのコメントも、すごく興味部深いとわたしも思ってましたので・・・。
全然気にしないでくださいね(^^)
ぴぴ@管理人 :: 2004/09/24 10:06 PM
こんにちは。
昨日、三越の琳派展行ってきました。
こちらも行く価値ありありです!!
Tak :: 2004/10/07 12:13 PM
Takさん
コメントが遅くなりまして、本当にすみません〜〜
三越のほうも、気になっていました。
行く価値ありですか!
デパートの催事も、最近なかなかいいですよね。
今年始めの高島屋の「若冲と琳派」展もすごくよかったですもの〜〜
デパートは会期が短いから、急がないと〜〜
TBありがとうございます!
ぴぴ@管理人 :: 2004/10/09 11:11 AM

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